TOPページ

目次

 

どうも!引き続きPush6700の映画評のサイトを見ていただき、ありがとうございました。

私は以前goo映画さんに、daiyal6700というニックネームで投稿させていただいていた者です。

ご存じのとおりgoo映画さんはなくなってしまったのですが、goo映画さんで個人的にやっていた、DVD・TVで見た映画名作だと思う洋画名作だと思う日本映画・駄作と思う映画、という仕分けが好きだったので、自分のサイト作って残すことにしました。

もし書き加えたい映画があれば、これからも追加していく予定です。

また、特別編として女優さんが魅力的だと思う映画を集めたページを作ってみました。

空気を読まず、書きたいことのみ書いているレビューなので、参考になるかどうかわかりませんが、少しでも共感していただければ幸いです。

Push6700の映画評/駄作だと思う映画

ホリック xxxHOLiC   評価50点  2022/11/23  

蜷川監督が決めているのかどうかよくわからないけど、原作選びがよくないと思う。

蜷川実花監督が好きなのでDVDで見てみた。
劇場公開している時にいこうかな?と思ったけど結局行かなかった。
なぜかというと原作がCLAMPさんだったから。
CLAMPさんにはあまりいい思い出がない。
CLAMPさんというのは女性の漫画家集団らしくて、主に少年マンガ誌に書いている人だった。
この映画の原作はヤングマガジンらしいけど、ヤングマガジンは読んでいなかったのでよく知らない。
知っているのは少年マガジンに連載していた『ツバサ』というマンガ。
今は読んでないけど、当時は少年マガジンが好きで毎週買って読んでいた。
お金を出して買っていたので全部読まなければと思っていたんだけど、『ツバサ』だけは読んでも読んでも内容が頭に入ってこなくて、どんなマンガだったのか全く覚えていない。
自分にとっては驚異的に変なマンガだった。
なんでこのマンガが打ち切りにならずに続いているのかわからなかったし、自分は頭がおかしいのかな?と思った程だった。
結局もったいないけど『ツバサ』だけは読まないで捨てていた。
この映画見たら当時のことを思い出した。
全く内容がわからなかったし、どんな映画だったのかほとんど覚えていない。
ほとんど覚えていないので、どんな映画だったか説明できないけど、映像はきれいだったと思う。
蜷川監督の映画は全部見てるけど、どんどん酷くなっているような気がする。
「さくらん」とか「ヘルタースケルター」の頃が一番よかった。
蜷川監督が決めているのかどうかよくわからないけど、原作選びがよくないと思う。
傾向を見ているとたぶん女性が書いているものが好きで、映像がきれいになりそうな物を選んでいるようだけど、それがよくないのかな?と思った。
それだとかなり偏った感じになって、うける人にはうけるのかもしれないけど、わからない人には全くわからなくなる。
それで大ヒットしたり熱狂的に支持されたりすればいいのかもしれないけど、そうでもないような気がする。
素人ながらファンとして言わしてもらえば、男性の書いている原作で泥臭くてきれいに撮れそうもない物の方が、逆に映像が映えるし面白くなるような気がする。
それか、この傾向をさらに進めて少女マンガ原作物などいいかもしれない。
蜷川監督が少女マンガ原作物を撮ったらすごい映画ができそうな気がする。
あと女優さんのチョイスがよくないと思う。
玉城ティナさんが最近のお気に入りみたいだけど、玉城さんの役は何か違うような気がした。
蜷川監督はたぶん外人っぽい顔の人が好きなんだろうけど、外人っぽい顔の人はきれいなんだけどあまり可愛くない。
玉城さんのところはもっと可愛い感じの人の方がよかった。
逆に吉岡さんとか柴咲さんところは日本人顔だと怪しい感じが出ないので、外人っぽい顔の人がよかった。
あと元乃木坂46の西野七瀬さんが出ていたのをエンドロール見て知ったけど、どこに出ていたのか全くわからなかった。
これでは客寄せパンダにもなっていないので、全く意味がないような気がした。

ミッドサマー  評価30点  2021/4/12

とんでもない駄作で「酷い、酷すぎる、ミッドサマー」と独り言を言ってしまった。

2020年のビデオ屋さん大賞のベスト10見たら、見てなかったのは1位の『ミッドサマー』だけだったので、面白いのだろうと思いTUTAYAで借りて見てみた。
見たけれどもとんでもない駄作で「酷い、酷すぎる、ミッドサマー」と独り言を言ってしまった。
見始めてすぐなんとなく先が予想できたけど、1位になるくらいだから想像を超える展開になるのかな?と思っていたら、結局一度も予想を裏切ることなく最後までいってしまって、そっち方が意外で逆に驚いた。
作った人が、これではあまりにもつまらないと思ったのか、見る人に想像できない意外な展開になるよ、とフェイントをかけたつもりなのか、無駄な訳のわからないシーンが多くて長い。
それでもまだ足りないと思ったのか、後半からはホラーでもなんでもない、ただ単に気持ち悪いシーンの連発で、見ていて本当に吐きそうになった。
作った人もかなり危ない人だと思うけど、それ以上にビデオやさん大賞って、誰が選んでいるのか知らないけど、選んだ人は頭がおかしいのか?と思った。
でも逆に、本当の人気作品ばかりでは存在意義がないので、そういうことを言ってもらって話題にするために、わざと1位にしたのかな?とも思った。
見てないのであれば、いろいろ参考にはなると思うけど、気持ち悪くなるので見ない方がいいと思います。


アナと雪の女王2  評価55点  2021/3/5

もしかしたら1作目と比べて批判されないように、内容をわざとわかりにくく、意味不明にして、保険を掛けたのかもしれない。

1作目は見たけど、結局予告編で流しまくっていた「レディゴー」と歌ってるシーンだけで、後はさっぱり面白くなかった。
2作目もあまり期待していなかったけど、DVD出ていたので見てみた。
見たけど、内容がよくわからなかった。
続編の続編(次回作)見たり、何か他のものを見たり調べたりすればわかるのかもしれないけど、この映画見ただけでは、何が何だかさっぱり意味がわからない。
この映画を子供に見せたとして、小さい子なら、アナやエルサが歌って踊っているから、喜ぶかもしれないけど、内容がわかるとはとても思えない。
映像はそこそこよかったし、歌もうまかった。
曲も個人的にはあまりいいと思わなかったけど、いい曲なのかもしれない。
キャラクターは本物の人間より表情豊かだった。
だけど内容がまるで入ってこない。
映画の最初で、アナとエルサのお父さんとお母さんが、二人が子供の頃にベットでした、おとぎ話だか体験談だかの話って、なんだったんだろう?
聞き流していたけど、魔法の森の住民にダムをプレゼントしたって何?
それも黒部ダムレベルの巨大ダム。
そんなものプレゼントするやついないし、無償で他国に作ってあげる国などない。
ものすごい金がかかるし、写真を見て驚いているような国民の技術レべルで作れるわけない。
だいたい現地の人が何に使うのか意味不明。
発電するわけでもないし、治水というわけでもない。
もちろん原住民の人も喜んでなくて、裏切ったんだか、喧嘩になったんだかで、完成式典の時になぜか殺し合いの戦いになってしまった。
それに怒った魔法の森の精霊が、森に結界をはってそれ以後出入りできなくなったという話で、後で意味がわかるのかな?と思ったけど、結局最後までわからなかった。
その後、エルサが妙な声(声の主も最後までわからなかった)を聴いて、アナと仲間と一緒にその森に行くことになり、エルサが特殊能力で、結界を破って30年ぶりに入っていくんだけど、まだダムの完成式典の時の戦いは決着していなかった。
いくらなんでも長すぎるだろ?戦国時代か?と思った。
中には原住民とエルサとアナの国の兵隊の他に、妙な精霊達や、進撃の巨人みたいな巨人(精霊?)もいて、アナやエルサと戦ったり、仲間になったりする。
でもあんな進撃の巨人みたいのと結界の中に30年もいたら、人間はすでに食われているか、踏みつぶされていなくなっていると思う。
もし精霊の仲間ということなら、怒っているんだし、ダムなんてとっくの昔にぶっ壊しているんじゃないのかな?とも思った。
その後も意味不明、理解不能の展開が続いていき、お約束のハッピーエンド的な感じで終わるんだけど、いくらファンタジーで、アニメとはいえ、ひどすぎると思った。
もしかしたらわかる人にはわかって、全部誤解なのかもしれないけど、やっぱりわかりにくいのは問題だと思う。
もしかしたら1作目が超大ヒットしたから、それほどではないにしても続編がヒットするのは当たり前だから、1作目と比べて批判されないように、映像や歌はちゃんとして、内容はわざとわかりにくく、意味不明にして、保険掛けたのかもしれない。


クリティカル・ブロンド   評価30点  2020/3/23

漫才じゃないけど「なんでやねん?ええかげんにせい!」という言葉しか出てこなかった。

ツタヤで面白そうなDVDを探していて、このDVDが棚にパッケージを表に出して展示していたので興味を持った。
パッケージを見た限りではアンジョリーナ・ジョリーの『ソルト』とかシャリーズ・セロンの『アトミック・ブロンド』みたいなスパイアクション物で、主人公の女性スパイが暴れるやつなんだろうと思った。
パッケージの女性もきれいな人で、キャメロン・ディアスに似ていた。
ちょっとエロかったりするのか?なんてスケベ心出して、期待して借りてみたけど、想像と内容が全く違っていたというか詐欺レベルだった。
見てみたら、まず主人公の女性が、パッケージと違いあまり可愛くなかった。
そこでまずがっかりした。
まあいい、これからアクションシーンとかエロいシーンとか出てくるのだろうと思ったら、それも全くなかった。
それに加えて内容が全く意味不明でよくわからなかった。
眠くてあまりよく覚えていないけど、最初に男性が意識不明で倒れているシーンが出てきた。
その男はCIAのスパイで、頭の中には核爆弾を12都市に仕掛けたテロリストの情報があるらしい(そんなにあるのでは防ぐのは無理なのでは?)。
でもそれを意識不明の男から機械的に取り出すとその男は死んでしまうという設定だった。
主人公の女性は、その男の妻でやっぱりCIAの元スパイ。
上司はすぐ殺して情報を取り出せと命令するけど、男の同僚だった仲間はいやがる。
言わないでやればいいのに、わざわざ奥さんに同意を求めにきたりする(そんなのOKするわけない)。
まあいい、これから奥さんが旦那を守ってCIAと戦うなり、テロリストに復讐するなりするんだろうと思ったけど、それもなかった。
ただ「やだ〜やめて、そんなことしないで」とずっと言っているだけ。
その間に意識不明の旦那の脈絡のない夢のシーンが挟まってくる。
なにこれ?もう勘弁してくれ!と思いながら見ていた。
結局最後はよくわからないんだけど、今までのは全部、最初から最後まで夢で、旦那と奥さんが逆でした的な感じで終わった。
漫才じゃないけど「なんでやねん?ええかげんにせい!」という言葉しか出てこなかった。
なんかパッケージに騙されて借りたエロビデオ(全くエロくないけど・・・)みたいな映画だった。


未来のミライ  評価50点  2018/7/21  

映像は楽しめたけど、物語の構成や設定がおかしくて、テーマもよくわからなかった。

細田守監督あまり好きではないけれど、けっこうヒット作があるので、面白いかもしれないと思って見てみた。
見たけど、面白くない。訳が分からない最低の映画だった。
あまりアニメはけなしたくないけど、これは駄作だと思う。
『サマーウォーズ』も面白くなかった。
『おおかみこどもの雨と雪』も面白くなかった。
『バケモノの子』は途中まで見たけど、あまりにつまらないので、途中までしか見られなかった。
そして本作ときてるのに急に面白くなる訳がなかった。
絵的にリアルに描きこんであるのはよかったけれど、逆にリアルな絵(主に背景/横浜の磯子区あたり)が不思議な物語に全く合ってない。
たぶん自分が面白いと思う絵を繋げていったらこんな風になりましたというような自己満足映画だと思う。
やっぱり細田監督はストーリーを構成する力とか言葉のセンスはないような気がする
ちなみに『時をかける少女』の時、まだヤフー映画に書き込みをしていて、面白くないと書いたら関係者と思われる皆様に反撃のレビューをたくさん書かれて、非常に不愉快な思いをしたのを思いだした。
やっぱり自分は正かったとこの映画見て思った。
妹が生まれた時の兄の両親に対する嫉妬みたいなものがテーマだったけど、え〜そこ?みたいな感じだった。
私は長男だからわかるけど、これ共感できる人どれくらいいるのかな?
大人はわかったとしても、子育て中の人は別として、そうだったかな?という程度だと思う。
子供にとっては生きるか死ぬかくらい大変なことだけど、今の子供は一人っ子が多くていても二人、兄弟姉妹がいる人で年齢が近い長男長女でなければわからないので、ほとんどの人が当てはまらないと思う。
普通このパターンだとタイムトラベルしてきた未来の妹ミライちゃんと主人公が、過去か、未来、あるいは不思議の国へ二人で冒険の旅に出るはず。
予告編見てもそんな感じだったけれど、ミライちゃんはタイムトラベラーではないようだった。
冒険的なシーンは本編でも申し訳程度(予告編用?)に入っているんだけど、これがまたなんなのかよくわからない。
普通の映画でいうところのフラッシュバック的に入ってくるんだけど、何のフラッシュバックなのか最後まで不明。
フラッシュバックというよりも、心霊現象的な何か、エクソシスト的なポルターガイスト的な何かとしか思えない。
そうだとすると未来のミライちゃんは悪魔か霊ということになるから、悪魔祓い的な人が必要。
もしかするとわずか4歳にして嫉妬で気が狂ってしまったのかもしれない。
そうすると幻覚を見ていたということになるけど、それにしてはすごいリアルな幻覚だし、4歳の子供が見る幻覚ではなかった。
何か比喩的に言いたいことがあるのかと思ったけど別にないみたいだし、いくら子供向けのアニメとはいえ説明がつかない。
絵はきれいだったし面白いシーンも多少あったので、それはそれで楽しくて最後まで眠くならずに見れたけれど、物語の構成や設定がおかしくて、テーマもよくわからなかった。


猫は抱くもの  評価50点  2018/6/25  

映画というより舞台劇、内容は女性の妄想に近い感じだった。

沢尻エリカさんが好きなので見に行った。公開2日目の日曜日の夕方の回で、地元のシネコンで一番大きいスクリーンなのに観客は私一人。
うそだろ?と思って映画が始まるまで周りを何度も見たけど、誰もいないし、入ってもこなかったので、私一人の貸切状態になった。
前にもあったような気がするが、公開2日目の日曜日ではなかった。
今日は深夜0時からW杯の日本×セネガルがあるので、世間の人はテレビの前で待機しているのかもしれないな?とも思ったけど、内容見たら肝心の映画の中身が全然なくて、これでは入らんだろうという感じで納得した。
沢尻さんだけはよかったけれども、個人的好みを言わしてもらえば、沢尻さんは怒っている時の顔が好きで、できれば悪女役がいい。
最近は幸薄い美人役が多いけれど、ドラマの『ファーストクラス』で共演していた菜々緒さんみたいになってほしいとずっと思っていた。
今回はいつもの幸薄い美人の役だったけれど、元アイドルで売れなくなった人という設定だったので、アイドル的なことをいろいろやってくれるのだろうと思って期待していたけど期待外れだった。
全体的には、舞台劇のライブビューイングみたいだった。
しかも劇中の舞台だけではなくてその舞台の誰もいない客席まで使ってしまっていた。
外で撮っているシーンなどほとんどなかった。
予告編を見ると人間になった猫の吉沢亮さんと峯田和伸さんが沢尻さんを取り合うのだろうと思っていたけど全然違う話だった。
というかストーリーなんてなかったような気がする。
猫は特に人間になったわけではなく、猫を人間に見立てているだけで、猫が人間になってしゃべったら、こんな感じでおもしろいだろうなというレベル。
峯田さんの役も別に恋人というわけでもなく、最初は現実感あったけど、最後の方は沢尻さんの夢に出てきた人みたいな位置になった。
原作はどうなっているのか知らないけど、まともに撮ったらかなりおかしなことになるから舞台劇みたいにして、現実か夢か妄想かわからないような演出にしたのかもしれない。
ラストも何か意味のわからない妄想的なシーンで終わるともなく終わった。
本作は映画というより舞台劇、内容は女性の妄想に近い感じだった。


空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎   評価50点  2019/3/24

映像はきれいだったけど、中身はひどい駄作。でも松坂慶子さんは見直した

見たい物がなくて、ツタヤでレンタルのランキングに入っていたから借りてみた。
ネットの評価は全く知らなかった。
見てみたらくそつまらない映画だった。
原作が悪いのか、監督の演出なのかよくわからないけど、ひどすぎて途中で意識がなくなった。
見る前は唐で空海が名探偵のようになって、サスペンス的な事件を解決する話かと思っていた。
だけど実際に見始めてみると、初めにここ掘れワンワン的な犬ではなく猫が出てきてしゃべったりした。
あれ?何これ?『パティントン2』と間違えたかな?みたいな感じになった。
いやこれは夢の話で、何かを暗示している伏線だろうと思った。
しかしそのまま現実という設定で、多少ネタばれするけど実際はその猫が主人公でしたみたいなオチだった。
これじゃ空海関係なくね?絶対だましが入っているよね?みたいに思った。
それでもどんな駄作でも頑張って見る主義なので、頑張って見たけど、楊貴妃が出てくるあたりで力尽きて少し寝てしまった。
少ししてから気力を振り絞って起きたけど、さらにとんでもない展開なっていて、ひどすぎて逆に目が覚めた。
なんだかんだで最後まで見たけど、結局意味がわからなかった。

とはいえいいところもある。映像はお金がかかっていて、最初から最後まできれいだった。
それからだいぶ盛っているにせよ、当時世界一の都だった唐の長安の雰囲気が味わえるところがいい。
昔の日本がまねしただけあって、どことなく日本的な感じもして面白かった。
あと少ししか出なかったけれど松坂慶子さんがよかった。
阿倍仲麻呂(?)の日本人の愛人(?)役なんだけど、愛人役だけに色気を出していた。
今は完全なおばさん役だけど、昔は日本一の美人女優と言われていたのを思い出した。
今まで気づかなかったけど松坂慶子さんはすごい。
おばさん役に変化したのを気づかせないのもすごいけど、普通美人女優と言われていた人はおばさん役になってもどことなく雰囲気が残ってしまう。
だけど松坂慶子さんは顔はだいたい昔のままなのに美人女優の雰囲気が全く残っていない。
これって才能なのか努力と実力なのかわからないけどすごい。
たぶんこれを見なければ気がつかなかった。

全体的に考えてみるとこの映画に限らず、時代劇をファンタジーでやろうとすると駄作になる確率が高いような気がする。
時代劇そのものがファンタジーみたいなものなのに、それをファンタジーでやろうとすると、ファンタジーの二乗になって収集がつかなくなる。
ファンタジーだから全て滅茶苦茶でも許されるということでもないと思う。
同じことをやっても許される人と許されない人がいるように、キャラとか世界観は普通の映画より気を使って、きっちり作りこまないとダメなような気がする。


メッセージ  評価60点  2018/5/1   

伏線がいっぱい張ってあるんだけど、ほとんど回収されないまま終わった。

現地の評価はかなり高いみたいだけど意味がわからず、何が言いたいのかわからない。
いろんな人のレビューを読んだりしたんだけど、そこに書いてあることもよくわからない。
たぶんSFというよりも「ソラリス」みたいな哲学的なテーマの映画なのだろうということはなんとなくわかった。
結局コミュニケーションが大切で、なんでもかんでも奪い合う、資本主義というか、人間の本性というか、そういうゼロサムゲームは止めて、助け合い、与え合う、ノンゼロサムゲームにしなければ、地球は滅亡しますよ、ということかもしれない。
なかなか個人的にわかっていてもできないし、国家単位になるともっとできないのはわかるけど、それを宇宙人使ってやられても説得力がないと思う。
「2001年宇宙の旅」みたいに超リアルな感じからもっていくならまだわかるけど、肝心の宇宙人が昔の人が考えた火星人みたいなタコの姿でがっかりした。
しかもタコスミみたいので字を書くのが唯一のコミュニケーションのとり方って、いくらなんでも手を抜きすぎ。
天下のハリウッド映画だからそれなりの技術でなんとか見せてるけど、日本映画だったらこんなの作ったらネットで袋叩きにされる。
そしてそのタコスミみたいのをやっと解読した最初の言葉が「武器を与える」で、その後すかさず中国が「我々はメッセージを解読して、武器を手に入れた」(何でわざわざ教えるのか意味わかんなかったけど・・・)という情報が入る。
これはアメリカも即メッセージを解読して、武器を作らないと中国にやられてしまうのでは?と思っていたら、アメリカが手に入れたものは世界中にばらまかれたメッセージを全部集めないとわからないものだった(ドラゴンボールか?)。
そのうちに中国が攻撃態勢に入るんだけど、宇宙人を攻撃するつもりなのかアメリカを攻撃するつもりなのか不明(なぜか知らないけどたぶん両方)。
パニック状態になって研究所を放棄して逃げる途中で、翻訳者の女性学者に未来を予知する能力が生まれて、なぜか放置されていた中国軍の責任者に電話できる直通電話で女性学者が一本電話をしたら、中国軍が攻撃するのを止めた(そんな簡単に止められないと思う)。
最初から最後まで、張りに張りまくった伏線はほとんど回収されないで、意味不明のまま終わった。
観客に考えさせるつもりなのかもしれないけど、どちらかというと適当に伏線はっていって観客の興味を繋げていき、最後回収しきれず観客に丸投げして終わったような感じだった。
個人的にはエイミーアダムスさんが好きで、なかなか面白い役(宇宙人の言葉を翻訳する女性学者)だったので、演技見てるだけでそこそこ楽しめたような気がするけど、内容はよくわからず面白くなかった。


土竜(モグラ)の唄 香港狂騒曲  評価60点  2016/12/31  

原作をまったく無視しているわけでもないけれど、さすがにこの作り方はないんじゃないの?と思うところだらけだった。

悪い意味でやってくれた感じ。
三池監督とクドカンの脚本(『ゼブラーマン』コンビ)ではこうなるだろうという感じだった。
この二人が組むとメチャクチャ掛けるメチャクチャでメチャクチャの二乗になる。
原作物だからなんとか二乗ではなく、足し算くらいにはなっているけど、原作読んだ人が納得できるレベルではないと思う。
前作はそこそこまともだったから今回もと期待したけれど、やっぱり元に戻ってしまった。
その分笑えればいいのだけれど、そんなに笑えるという程でもなかった。
でも最後の虎のところはなんだか訳がわからないシーンになってしまっていたけど笑えた。
今回は大坂編をとばして、香港編になってしまっている。
とばすのはいいのだけれど、最初のところであたかも大阪編をやったような粗筋シーンが入っていた。
こんなことやるならとばさないでもう一本作ろうよと言いたくなった。
その後いきなりヘリコプター檻つり下げからの極道バーベキュー&キャンプファイヤーでは、絵的には面白いけれども、初めて見た人はまったく意味がわからない。
原作をまったく無視しているわけでもないけれど、さすがにこの作り方はないんじゃないの?と思うところだらけだった。
作り方はかなりいいかげんなんだけれども、女優さんの扱いはうまかった。
今回は本田翼さんがすごくよかった。
かわいいし演技うまいし癖がないからどんな役でもできそうな感じがする。
今回の役のツンデレ具合も絶妙で、エロい感じもあってよかった。
菜々緒さんもいつも通りの悪女なんだけど、今回はアクションにもかなり挑戦していて、お色気もあってよかった。
仲里依紗さんだけはちょっとよくなかったかな?
結婚したせいかもしれないけど所帯じみた感じが否めない。
役柄で意識的にやっているのかもしれないけど必要ないと思う。
パンツ見せるシーンがあって、見せてもらって申し訳ないけれど、あまり見たくないような感じだった。


クリーピー 偽りの隣人  評価50点  2017/1/1

これだと見た人はお金返せ的な気分になってもしょうがないような気がした。

レンタルDVDで見たけれど、本当にレンタルDVDでよかったと思った作品でした。
借りる時は、原作はしらないけれどもそこそこ話題になった作品で、有名人もけっこう出ているので、それなりなんだろうと思っていました。
予告編も面白そうで、ネタバレ気味だったけれども、その他いろいろあるんだろうと期待していました。
見た後で考えると、いろいろあったようななかったような?
まったく面白くなくて最後まで見られないか?というとそうでもなくて最後までは一気に見られた。
なぜ見られたかというと、次々に刺激的なシーンが続いていったから。
刺激的なシーンはいいのだけれども、何でこうなる?なんなんだいったいこれは?みたいな疑問が次々に湧いてきてしかたがなかった。
最後まで見れば何かしらの辻褄合わせがあるものだと思っていたら、全くなかった。
え?嘘でしょう?どう考えても意味わかんないでしょう?という感じだった。
でも、たまにこういう映画はある。
刺激的な内容とシーンで見る人を引っ張り回した挙句、収拾がつかなくなって最後に逃げちゃうやつ。
まあポジティブに考えれば映画のテクニックの一つかもしれない。
尼崎事件とサイコパスをくっつけたような内容だったけど、洗脳テクニックが出てくるわけでもないし、サイコパスについて突っ込んっでいるわけでもない。
ただなんとなく形だけ借りてきて見せかけているだけ。
イケメン俳優と言われている西島秀俊さんと東出昌大さんが出演しているけれども、私が世の中で一番興味のないものがイケメンだし、どう見ても西野役の香川照之さん以上に気の狂った男にしか見えなかった。
ファンの女の人だか男の人だかは、この映画見て「すてき!」とか言うのかな?
竹内結子さんも個人的にはまったく興味ないし、役の上とはいえ負けず劣らずとんでもない奇妙な行動をしていた。
これだと見た人はお金返せ的な気分になってもしょうがないような気がした。


劇場霊  評価50点  2015/11/29  

正直まったく面白くなかった。何を考えているのかまったくわからない。正体見せすぎで、こんなに見せたら怖くない。しかもCGが中途半端で、動きが遅く陳腐な感じ。ぱるるが主演というのも不思議。これがAKBで最高の人なのかな?

最初から全開で登場するので、ネタバレにならないと思うけど、人形が動きだして襲ってくる話。
文章で読んだら面白いのかもしれないけど、映像化は完全に失敗してました。
最初の登場シーンで、何これ?このクオリティーで最後までやるつもりか?と、いやな予感がしたけど、予想どおりそのまま最後までいってしまった。
映画研究会の学生の自主制作映画みたいな感じになっていて、さすがに今時これはないと思った。
あと、正体見せすぎて、ホラーなのに全然怖くない。『蒲田行進曲』じゃないんだからそんなに前に出てくるなよと思った。
いくらなんでも、昼のまだ明るいうちに太陽光の下で活動してはダメだと思う。
動きもトロいし、すごく弱そうな感じで、なんでみんな殺される前に反撃しないのだろうと、この映画みながらずっと思っていた。
『チャイルドプレイ』の”チャッキー”みたいにしたかったのか、『リング』の”貞子”みたいにしたかったのかよくわからないけど、どっちにしても失敗してると思う。
『チャイルドプレイ』は、CGがない時代であれだけの映像を作っていたのに、多少CG使って、これではどうしようもない。
『リング』の”貞子”は正体不明の超能力者で、すごく怖かったけれど、こちらは多少そのようなものを使うけど、超能力者というわけでもない。
最後『学校の怪談』の理科室の人体模型みたいになってしまっていたけれど、いったい何がやりたかったのか最後まで不明だった。
すべて中途半端で、訳がわからなくなっている。
それに加えて主演の”ぱるる”も中途半端だと思う。
そんなに可愛いという程でもないし、演技がうまいというわけでもない。
AKBは、そこが売りといえば売りなのだけれど、政治家が落選すればただの人になるみたいに、AKBから離れればただの人。
AKB内のオーディションで選んだらしいけど、これがAKBで最高の人なのかな?


悪の法則  評価55点 2013/11/26 

オールスター映画にはありがちですが、個々のスターの見せ場を作るために、ストーリーその他、説明的な部分をはしょっている。

評価低いけれど、リドリー・スコット監督作品ということと、出演者のキャメロンさんが好きなので、見てしまいました。
だけれどもやっぱりこの映画、面白くないです。評価低いのわかります。
これ、オールスター映画でありがちな、ダメなパターンに完全にはまってます。
個々のスターの見せ場を作るために、ストーリーその他、説明的な部分を、はしょっている。
リドリー・スコットほどの名監督でも、こんなことやるんだと思って、不思議な感じでした。
原作を読んでいる人ならわかるのかもしれないけど、読んでない人にはまったくわからない。
足りないところは、見る人の想像におまかせしますでは、作り手としての主張がなくてダメだと思う。
突然いろんなことが起こったり、訳のわからない人が出てきたりで、何でそうなるの?この人誰?という疑問ばかりでした。
台詞も、深いことを言っているようだけど、実際、まったく意味がわからない。
面白いところといえば、最初のシーンのぺネロぺのセクシーなやりとりと、キャメロンさんの訳のわからないセクシーシーンくらいかな?(あと、ハビエル・バルデムの髪型。)
ここまでやるのなら、二人とも脱げよと言いたくなりました。(年齢的に、見たくないような気もしないでもないけれど・・・?)
それにしても、この映画のキャメロンさん役柄は何か変です。
せっかく「バッド・ティーチャ―」で完全復活したのに、また変な感じになってきた。
ダークでセクシーな役柄は、キャメロンさんに合わない。
これではアンジーと変わらなくなってしまう。
もっと笑いと、ハジけた感じがほしい。
もし続編があるのならば、オールスター映画でなく、キャメロンさん主演で、もっとハジけた感じ全開の映画が見たいです。


劇場版SPEC結 漸ノ篇  評価50点  2013/11/2 

これはひどい、これで通常料金とるのは、制作に関わっている方には申し訳けないですけど、ひどい思います。

これはひどい。これで通常の料金とるのはひどいと思います。
「20世紀少年」の2作目みたいでした。
野々村係長のところをやたらひっぱるな、と思っていたら、いきなり終わってしまった。
劇場内の人は、「アレ?これで終わり?」という感じの人がほとんどでした。
映画一本が2時間だとすれば、1時間ぐらいのところでぶった切った感じです。
2本に分けるのなら、それなりに考えてほしいです。
「SPEC」は大好きで、TVドラマ、映画すべて見ていますが、さすがにこれはないだろうと言いたくなりました。
敵のスペックホルダーも、実質1.5人くらいしか出てこないし、これなら一本でやってほしいです。
製作費いくらよ?と聞きたいです。
後編にお金がかかっているのかもしれないけど、それにしてもひどすぎます。
儲けようとするのは別にかまわないけど、もう少し考えて欲しかったです。


キャプテンハ―ロック  評価45点  2013/9/7 

まったくついていけず、面白くなかった。でも、見るならば、2Dより3Dの方がいいと思います。

原作は名前くらいしか知らないけれど、なんとなく面白そうだと思って見に行った。
しかし、まったく面白くなかった。久々にお金返せと言いたくなった。
しかも、こういう映画の3Dはどういうものか興味があり、3D料金を払った。
でも、3Dに関しては微妙で、つまらないながらも、3D映像に関してだけは、多少よかったかもしれない。
もし、2Dで見ていたらと思うと、かなり恐ろしいです。
とにかく、最初から眠くて眠くてしょうがなかった。
考えてみればあたりまえで、ハリウッド映画でさえ、宇宙物は作り物感がすごくて、緊張感が出しにくい。
この映画の場合は、登場人物までが、ゲームのキャラクターのようになっているので、緊張感ゼロというか、マイナス。
どうなろうが、リセットボタンで、すぐ元に戻りそうな感じが否めない。
それに中途半端にリアルで、コンピューターで作った感じがアリアリの冷たいキャラクターでは、感情移入ができず、映画に入っていけない。
それに加えて、原作どおりなのかもしれないけど、ストーリーが複雑で、わけがわからず、ついていけない。
やたら出てくる「ダークマタ―」の意味もわからない。
そんなこと言われて、それ使って、どんどん進まれても、わからないから眠くなるよ先生、と言いたくなった。
原作はよく知らないし、ゲームもやらないし、「ダークマタ―」の意味もわからないので、もしかしたらついていけてないだけかもしれないけど、個人的には非常に眠くて、つまらない映画でした。


悪の教典  評価55点  2013/5/31

駄作の教典。ただひたすらショッキングなシーンを入れたかっただけのような気がする。

原作未読。序章は後から見ました。序章は中越典子さんがうまくて面白かったけど、映画版に限っていえば、明らかに駄作。
生徒に人気のイケメン教師が、突然豹変して生徒を散弾銃で殺しまくるという不条理さが納得いかなった。
最近の日本映画は、ショッキングシーンや派手なアクションシーン優先で、まったく犯行動機がわからないか理解不能なものが多いけど、これはやりすぎのような気がする。
生徒がやるならまだわかるけど、先生は普通は生徒を守る方、先生が生徒を殺しまくるならなんらかの理由がほしいところだけど、ただ頭がおかしいからということだけ。
これではあまりにも観客をばかにしすぎのような気がする。
それに殺す時、何かちょっと会話したり、躊躇したり、感情がたかぶったりしそうだけど、そういう演出もなし、問答無用で皆即殺す。
生徒も普通こういう状況になったら、命がけで反撃しそうだけど、それもなし、ひたすら逃げまわってどんどん殺されていくだけ。
生徒役以外の出演者の人もどうしようもない。
山田孝之さんなど、他の映画では主役級の人なのにちょっとだけ出てきて、ろくに演技もせず、他の出演者とのからみもなく、映画中盤であっけなく死亡。(パンティーの匂いを嗅いだだけ?)
まったく出演する意味を感じなかった。
これだけ何の理由も示さず、盛り上げる演出もなく、出演者にろくな演技もさせず、殺しまくる映画もめずらしい。
個人的には、映画にまったく入れなかったので、虐殺シーンを見ても何も感じず、どうせ映画で本当に死ぬわけではないから、殺せ!殺せ!どんどん殺せ!と思って見ていた。
そしてなぜか、見終わった後、凄惨な内容にもかかわらず、清々とした、すっきりした気分になった。
こういう効果をねらって作っているならすごいけど、とにかくショッキングなシーンを入れたかっただけのような気がする。
三池監督の映画ってよく海外の映画祭に招かれるけど、本当に評価されているのかな?
フランス人に日本のアニメやマンガのどこがいいですか?と聞くと「クレイジーなところ」と答える人が多いというけど、結局そういうことのような気がする。
いい映画ばかりでは疲れるから、その間に入れるちょっとした息抜き用というか、色物的扱いなのでは?


ツリー・オブ・ライフ  評価55点  2012/9/8

隠れキリシタンならわかるのかもしれないが、黙示録的な映画で、意味不明。

有名な映画賞とったらしいので、見てしまった。
正直言って、何がなんだかさっぱりわからない。
アメリカのちょっと昔の家族と、その家族の成長した息子らしき人と、イメージ映像と、ナレーションでまわしていって、最後はぐちゃぐちゃに混ざって終わった。
イメージ映像はきれいだったけど、何を撮っているのかわからないものが多かったし、何を表現したいのかも不明。
家族のところは奇妙な家族で、愛情があるのかないのかわからなかった。
ナレーションはキリスト教的なもので、いいことを言っている風なのだけれど、意味不明。
成長した息子らしき人は、やたら昔の家族のことを思い出すのだけれど、その思い出をどうとらえているのかわからないし、今家族はどうなっているのか不明。
皆死んでしまったということなのか?
なんとなくすごい名作風なのだけれど、結局何もわからない。
見る人が、それぞれ考えてくださいということなのだろうけど、お金をとっておいて自分で考えろはないと思う。
個人的に考えてみたが、政治家の演説みたいに、言語明瞭意味不明のまったく中身のない映画のような気がする。


劇場版テンペスト3D  評価50点  2012/1/31

原作ファンの人がどう思うのかわからないけど、ドラマ見ていた人はテレビと同じなのでおもしろくないだろうし、初めての人は訳がわからないと思う。

テレビの連続ドラマを短く編集して3Dにした映画です。
原作は読んでおらず、ドラマも地デジ化のどさくさで、見たり見なかったりで、半分くらいしか見ていません。
そのため、続きが少し気になっていたので、なんとなく見てみました。
映像は、沖縄の風景やセットがきれいで、3Dもそれなりなのですが、人物の映像がどうしたわけか、明らかに重なっているように見えて、(台形を上からみたような感じ)で、気になってしょうがなかった。
内容的には、沖縄の歴史がわかったのはよかったのですが、見たところはすでに見たものなのでおもしろくないし、見ていないところはハショリすぎで訳がわからなかった。
見ていない部分は仲間さんの演じている主人公が、その時点でどうなっているのかさっぱりわからない。
男なのか女なのか宦官なのか、前王朝の末裔なのか側室なのか官僚なのか、謀反人なのか忠臣なのか人殺しなのか、区別かつかない。しかも、たまに魔法みたいな技を使ったりする。
いったい何者だよ?どんなやつだよ?とツッコミたくなった。
あと、テレビでも見たところなのだけれど、女だとバレ、服を脱げと言われるところ。
髪止めをはずさなくてもいいのにわざわざはずし、脱ぐ気満々で、懐を広げるとなぜか竜が飛び出し、なにも見えなくなる。
なぜ竜が出るの?
二重の意味ですごくがっかりしました。そんなにすごいものをお持ちとも思えないし、ドラゴンタトゥーでも入っているのかな?
実はドラゴンタトゥーの女だったの?
そのうちに「ラストエンペラー」みたいなラストになって、名作風に終わったけど、どう見ても映画版は駄作かな?
なんでテレビドラマをそのまま短く編集して3D映画にしたのかよくわからないけど、これでは「家政婦のミタ」を短く編集して、3D映画にした方がよかったのでは?


世界侵略:ロサンゼルス決戦  評価55点  2011/9/18

半分だけリアルなので、おかしさがすごく目立つ。このエイリアン弱すぎるし、頭悪すぎです。

これはひどい。意味がわからない。戦前の日本の戦意高揚映画みたいなもの?鬼畜米英ならぬ鬼畜エイリアンということなのかな?
「2時間ノンストップの銃撃戦」はいいのだけれども、メリハリがないから、途中で飽きて何度もあくびが出た。
現代の海兵隊のヒーロー的活躍を描きたいのだろうけど、イラクやアフガンでは問題があって昔のアメリカの戦争映画のようにヒーロー的に描けないから、こんな酷いことになってしまったような気がします。
全部おかしければそれほどでもないのだけれど、半分だけリアルなので、おかしさがすごく目立つ。
だいたい宇宙から軍隊を送ってこられるようなエイリアンが、海兵隊といい勝負するのはいくらなんでもおかしい。
武器や装備も海兵隊とたいしてかわらず、しかも単なる銃撃でやられるとは・・・・?
エイリアンだから、何を考えているのかわからないけど、何をしにきたのかもまったく不明。
人間など無視してやりたいことをやればいい、住みたければ住めばいいし、水その他資源がほしいなら、かってに持っていけばいい。何かじゃましてくるのなら、害虫として駆除すればいいのでは?
どうしてもやりたければ、毒ガスでも放射能でも細菌でもばらまいて駆除すればいい。
いきなり地上の肉弾戦から始める(しかも空爆はさんざん地上で戦った後)のではいくらなんでも効率悪すぎでしょう?
どんだけ頭悪いんだよ、よくそれで宇宙を越えてこられたな、と言いたくなりました。
あと、ちょっと気になったのは、世界侵略日本決戦はどうなっているのかということです。
世界最強の米軍でもこのありさまでは、日本などひとたまりもない。
そうとう酷いことになっているはずです。
たぶん全国民、上から下まで、命おしさで我先にと、逃げて、逃げて、逃げまくったあげく皆殺しになっているような気がしますが・・・・?


東京島  評価40点  2011/4/15

男性はいやらしくて、女性はいやしいってことなのかな?

原作は読んでないし、元の事件もどういうものか知らないけど、この映画のみに関して言わしてもらうと、ムサイ男が”無駄”にいっぱい出てきて、むさくるしい。
汗臭い感じがする。
しかも、お金がぜんぜんかかってない映像。
耐えられないです。
内容も、次に何が起こるかわからないという点では、おもしろいと言えるのかもしれないけど、あとはおもしろいところがない。
何が言いたいのかまったくわからない。
主人公の清子のいやらしさというか、いやしさを表現したいのかな?
女性ってこんなもんですよ、というこということなのかな?
だったら、わざわざ映画にする必要ないと思う。
最近、女一人に男いっぱいみたいな設定で、これをさらに女目線でやるような映画多いけど、通常の映画と区別がつかず、うっかり見てしまうことがあるので、かんべんしてもらいたい。
たとえ、逆に、男一人に女いっぱいみたいな設定でも見たくない。
完全にエロいものは別ですが、通常の映画では、もてる男のはなしなど、まったく見たくないからです。
女性の場合は、その辺が逆で、主人公がなるべくたくさんの人に好かれていい思いをする話が好きで、エロいものは苦手なのはなんとなくわかるけど、個人的にはこういう映画はおもしろいところがほとんどなく、駄作と言わしていただきたいです。
でも、主演の木村多江さんはよかった。清子はいやしさ満点の役なんだけど、木村さんのいやし系の(いやしさ系、いやらしさ系ではない)キャラクターと演技のうまさで、中和してくれたおかげで、そんなに抵抗なく、一応最後まで見ることができました。


パラノーマル・アクティビティ  評価25点   2010/10/14

レンタル料金200円返してほしいです。

レンタル屋さんのセールの時に半額の200円で借りましたが、はっきり言って200円の価値ないと思います。
内容は、無理やり見せられた他人の家のホームビデオみたいな物でした。
すごくお金のかかっている大作でも、お金のかかっていない小品でも、おもしろければいいという考え方もあると思うけど、これはチープでつまらない。
普通、つまらないと眠くなるんだけど、これはあまりひどいのでびっくりして、眠くなりませんでした。
こんなはずはない、最後は、相当の意表をついたすごいオチがあるはずだと思って、最後まで見ましたが、まったく予想どおりの、チープなオチだったので、ズッコケました。
全米で大ヒットしたらしいけど、まったく信じられないです。
これは映画とは言えないんじゃないかな?
はっきり言って、動画投稿サイトの動画です。
動画の投稿サイトなら、すごいアクセス数になるかもしれないけど、お金払って見るものではないと思う。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破  評価25点  2010/7/14

これはたまらん、ありえないでしょう?

レンタルDVDで見ました。評価高いから、すごく期待してたんですけど・・・?
なんですかこれ?アニメは基本的に否定したくないけど、これはないでしょう。
開始後しばらくしてから、サッカーアルゼンチン代表のマラドーナ監督じゃないですけど、まるでマイク・タイソン(モハメッド・アリでしたっけ?)の右ストレートをくらったように、気持ちよくさせていただきました。
「いや、まだだ、俺はこんなところで、負けるわけには、負けるわけには、いかないんだよ〜」(新作なので、すぐ返さなければならなかった。)とはじめの一歩の間柴了のように起き上がりましたが、ほとんど意識がないまま、映画は終わりました。
その後どうなったのか、半分寝ている状態だったのでよくわかりませんが、つまらなかったとは言えます。
これだったら、序の方が、よっぽどおもしろかった。
シリーズ物は、どんどんダメになるの法則に、みごとにはまってます。
この映画を支持している人には、本当に申し訳ないんですが、駄作と言わしていただいてもいいでしょうか?
本当は訳が分からなかったので、評価しようがないのですが・・・・。
裸の王様的映画みたいな気がするな〜。


ウルトラミラクルラヴストーリー  評価40点  2010/5/27

白黒つけて、はっきりしていただきたかったです。

キネ旬べスト10の7位に入っているから見てみたけど、こういうヨーロッパ映画によくありがちな、感覚的作品はすごく苦手です。
はっきり言って、わけがわからない。
感覚的に合っている人は面白いんだろうけど、合ってない人にはまるで理解不能。
何が言いたくて何がやりたいのか、まったくわからないし、登場人物も何を考えているのかわからない。
台詞もよくわからなかった。
でも、わからないんだけど、なんとなく津軽弁の響きが面白かったので、そこだけはよかったけど、他はダメ。
この題名だと、なにかウルトラミラクルなことが起こって、感動させるラブストーリーなのか?と想像していたけど、まったくそんなものではなかった。
私にとっては、ウルトラ・ミラクル・ラブストーリーというよりも、ウルトラ・ミラクル・ダメストーリーという感じかな?
「ゼブラーマン2」みたいなラストもすごかった。
「白黒つけてもらいたいぜ!」と言いたくなりました。


ゼブラーマンーゼブラシティーの逆襲  評価20点  2010/5/1

これはひどい、驚いた。

これはひどい、驚いた。
くだらない映画は大好きだけれども、さすがの私もついていけなかった。
本当に真面目に作ってるのかな?
どう考えてもふざけて作っているようにしか思えない。まったく誠意が感じられない。見終わったら、ばかにされたような気がして、少々腹がたった。
宣伝では、25周年、100本目、記念作品とか、1年間プロモーションしたとか、790ものCGカットだとか、200時間超のワイアーアクションだとか書いてあるけど、これじゃまったく意味がないよ。
見る人にまったく伝わらない。
完全に自己満足の世界。
自分たちは、押しも押されもせぬ大俳優、大監督、大脚本家だから、観客は、だまってありがたくお金払えということなのかな?
何か勘違いしてるような気がする。
お金とってるんだから、もうちょっと考えてほしかった。
この映画制作してる人、テレビ等のマスコミで、一所懸命に作ったすばらしい作品なので是非見てください、と胸を張って勧められるのかな?


花より男子ファイナル  評価55点  2009/12/27

見てみたけど、入れなかった。

テレビで見ました。
見たかったんですが、女性専用映画みたいな感じがして、オッサンが少女漫画買うのは恥ずかしいみたいな感覚で見れませんでした。
すごく有名なマンガなので、原作は読んでいませんが、だいたいの設定は知っていました。
日本版のテレビドラマは見ていませんが、大丈夫だろうと思っていましたが、大丈夫じゃなかった。
いい年したオッサンは入れるところがない。
空中に浮いてる感じで、浮遊霊みたいになってました。
主人公のつくしはすごく普通の女の子で、普通すぎるぐらいで、はみだしたところがない。
女性はすごく感情移入しやすいんだろうけど、逆に男性から見ると、まったく魅力がない。
道明寺がおまえは世界で一番いい女だ、みたいなセリフを連発するんだけれども、気が狂っているとしか思えない。
女性は、F4みたいに、イケメンで若くて、大金持ちみたいな男性がいっぱい出てきて、それ自体楽しいのはもちろんのこと、普通の女の子である主人公が、いろいろ助けてもらったり、好きになってもらえたりするのを見て、シンデレラコンプレックスみたいなものを満足させられるんだろうけど、いい年したオッサンには、おいしいところはなにもなし。
これ見てるのは、やっぱり女性が中心なんだろうなと思った。


HERO  評価30点  2009/12/15

文句なくひどいでしょう。

テレビで、また見てしまいましたが、この映画が2007年日本映画興行成績1位というのは、いまだに信じられないです。
この映画を映画館で見た人はかわいそうです。(コスト的にまったく合わない)
まったく実のない、テレビドラマです。
上っ面だけなでまわし、気持ちよくさせるような演出。
なんとなく面白そうなんだけど実はまったく面白くない。
動物園の虎みたいに、木村拓哉さんが動いて、なにかしゃべっているだけ。
木村拓哉さんのファンはそれでいいのかもしれないけど、別にファンでもなんでもないテレビシリーズも見ていないような人は、どうしようもなくつまらないと思います。
私はテレビだろうが、映画だろうが、面白ければどっちでもいいんですが、基本的にテレビと映画は違うと思うので、映画でテレビ的なものを追及するのはやめていただきたいです。
テレビってその場限りの流しっぱなし、後から見たり、外国人が見たりすることはまずないので、その当時人気のアイドルを出したり、よく考えると面白くないことや、うそでもいいから、感覚的にその場を盛り上げればいいというのが基本だと思います。
でも映画は時間軸が多少違っていて、後で見たり、十年後、二十年後の人が見たり、外国の人が見たりすることもあるので、後から考えても面白いこと、あるいは国を越えてこれが真実だと思うことを入れるべきだと思います。
でも、商売を考えると、テレビ的な手法の方が強いし、マーケティングにおいても、テレビドラマを映画化するのって、すごく有利で、やもおえないことなのかもしれません。
この映画を面白いと思う人がいるんなら、それはそれでいいと思いますが、これが歴代興行成績の上位に入るようだと、こんな映画ばかりになりそうで、とても怖いです。


トワイライト〜初恋〜  評価55点  2009/4/24

男性は見ない方がいいと思います。

高評価につられて見に行きました。
ファンの方には申し訳ないけど、まったくおもしろくなかった。
この映画のどこがおもしろいのか不思議でした。
少女まんがみたいなストーリーなので、高評価をつけている人って、女性がほとんどなんだろうと思いました。
主人公の女優さん、まあカワイイほうなんだけど、そんなにキレイというわけでもなく、少々不幸の影がある地味な感じの人で、いかにも女性うけするような人なんですが、男性としてはちょっと物足りない感じです。
相手役の人は、すごい人気らしいけど、そんなに明らかなイケメンというわけでもないと思う
。 でも役の上では、バンパイアなので謎めいて超能力があり、すごく強くてやさしくて、高級車をのりまわし、頭がよくてピアノがひけて、女性が危険なところでは必ず現れて助けてくれ、「ぜったい君を守る」なんて言うところがうけるんだろうと思いました。
でもこういうやつって、男性として見ると、すごくうそっぽくて気にくわないです。
いい映画ってオッサンでも女子高生の気持ちになって見られたりするものだけど、そうゆうわけでもなかった。
男性は見に行かない方が、いいです。


20世紀少年ー第2章ー最後の希望  評価35点  2009/2/6

一作目で見るのやめるべきかも?

一作目でも書いたけど、浦沢先生の画風が、私には合わないので原作は読んでません。
一作目を見た時は、かなりストーリーに無理があると思ったけど、マンガ原作だから、映像が面白ければいいと思って、二作目も見てみましたが、今回は映像もつまらないです。
細かいところは面白いんだろうけど、マンガと違って、映画では細かところを見て楽しんでいる暇がないです。
それに加えて、マンガをそのまま映像化しようとしているためか、動きがあまりなく、映画本来の動きの面白さが、あまり感じられません。
それに今回、ストーリーがさらにわけがわからなくなっており、ついていけないです。
つっこみどころは、きりがないというか、漫才で言えばあまりにありすぎて、自分が逆にボケなのでは?と思うくらいです。
ぜんぜんいいところがなくて、人気マンガの実写化とはとても思えません。
三作目見るかどうか迷ってます。
一作目が面白くないと思った人で、二作目まだ見てない方は、一作目でやめる、あるいはレンタルDVDで見ることをお勧めします。


魍魎の匣(もうりょうのはこ)  評価40点  2007/12/23

どうしてこんなシリーズを2作も?

原作は読んでいませんが、横溝正史さんと江戸川乱歩さんを合わせたような雰囲気に興味があり、出演者もけっこう有名な人がたくさん出ているので、見に行きましたが、失敗でした。
一作目もつまらなかったけど、シリーズ化するんだから一作目は前ふりで、今回は面白くなるんだろうと期待していましたが、二作目はさらにつまらなくなっています。
途中で、寝そうになりました。
中国の町並みを強引に日本の昭和初期の町並みにしているのが、かなりおかしいです。
これは明らかに日本ではないというシーンがたくさん出てきて、すごく抵抗があります。
商店の日本語の看板も、いかにも最近書いて、とってつけたような感じで、ひどいです。
なんかストーリーも、わけがわからず、予告篇などを見ると、すべては箱の中、となっていたので、最後に納得させてもらえるんだろうと、それだけを頼りに、最後まで頑張って見てみましたが、ラストを見たら、さらにわけがわからなくなり、非常に後味が悪いです。
なんで、こんなつまらないシリーズを2作も作るのか、製作者の意図が不明です。
確かにお金はかかっていないようなので、原作ファンが見に来るため、そこそこ儲かるってことでしょうか?
原作とは違うと思うけど、予告で最高傑作ってなっていますが、これが最高傑作なら、他はどうなっちゃうの?


GOAL!2  評価0点  2007/5/31

観客をバカにしているとしか思えません。

1を見た人は無条件に2も3も見ると思っているのでしょうか?
それとも、レアルマドリードとか、スパースターをチラチラ出しておけば、内容はどうあれ、サッカーファンは喜ぶとでも?
はっきり言ってお金返してもらいたいです。
私はメチャクチャつまらなかった。
まず、あなただったら、人が豪邸を建てたり、ランボルギーニを買ったり、毎晩派手なパーティーを開いたり、女子アナにモテモテになったりするのを見て、楽しいですか?
普通の人間だったら、楽しい人まずいないと思います。
そんなシーンばかり、延々とやるんですから、わけがわかりません。
そして、あなただったら、小さい時別れた母親の、わけがわからない言い訳を聞いて、主人公が仲直りしたのを見て、感動できますか?
できないと思いますよ。
常識で考えて、まずお金目当てと見るのが当然でしょう。
しかも、ここでは書きませんが、言い訳がとんでもないです。
まず、信用できないです。
一度も会ったことのない、小さい弟が、明らかにお金目当てで近ずいてくるんですが、まだ、かわいげがあり、仲直りしたい感じです。
そして、あなたなら、ゴールシーンだけくっつけたような、大逆転の試合を見て、おもしろいですか?
ハラハラドキドキもまるでなく、スポーツニュースの「今日のゴール」みたいなもの見せられても、とてもお金払う気にはなれません。
もう見てしまったものはしょうがないけど、腹が立ってしょうがないので、たとえどんなに面白くても、3は見ません。
まだ見ていない方は、1でやめておくことを、お勧めします。
*すいませんけど、その後、DVDでゴール3見てしまいました。ゴール3のページないから書いていないけど、2以上の驚異的駄作です。
本当にすごい駄作なので、逆に見てほしいくらいです。


パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド  評価50点  2007/5/25

もうこれでやめて欲しい感じ。

見てきました。
ワールド・エンドとだけというより、前作デッドマン・チェストも駄作だと思います。
前作デッド・マンチェストは、ワンシーンワンシーンはおもしろかったのですが、2と3一緒に撮っていた為か、つなぎがメチャクチャでわけがわからず、ラストもぶち切れていて、なんだか不満でした。
なんといっても、この映画の最大の魅力は、ジョニー・デップ演じる、ジャックの濃いキャラだと思いますが、前回のは、いまひとつ薄い感じで、呪われた海賊たちより、だいぶレベルダウンした感じになっていました。
そして、一番不満だったのは、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスです。
一作目は、そのキレイな顔のとおり、お姫様キャラだったのに、二作目では、突然、戦闘的なキャラになって、暴れまわっていて、なにこれ、同じ人物かよ?と思っていました。
しかも最後の方で、ジャックにキスしたのに、突然裏切って、タコのえさにしてしまうし、オペラ座の怪人かよ!と、ツッコミたくなるラストでした。
金返せ!とまでは思いませんでしたが、かなり失望しました。
しかし、この映画は三部作の中の中篇にすぎない、いわゆる、前フリで、三本目で必ず盛り上げてくれるはずと、気をとりなおし、かなり期待していました。
今回のは、前作と違い、シーンとシーンのつなぎは、だいぶよくなっていて、ジョニー・デップの小ネタも、そこそこ決まっていました。
キーラ・ナイトレイも慣れたというか、もしかしたらこういうキャラだったかも?という感じで見れました。
全体的にもそこそこレベルアップしていたけれど、2と3を同時に撮っていただけに、そんなに変わっていません。
できれば、もうこれ以上、おつきあいしたくない、という感じです。
それとも、この映画って、四本目の前フリ?


蒼き狼地果て海尽きるまで  評価35点  2007/3/8

はっきり言って、迷ってるなら、他の映画見た方がよいです。

予告編見た感じでは、なんかおもしろくなさそうな感じで、この設定でどうやっておもしろくするのか疑問でした。
それ以前に、なんで日本でチンギス・ハーンなの?という作品の存在意義自体が最大の疑問でした。
しかし、角川映画といえば、「天と地と」や「男たちの大和」などを思い出し、なんだか、つまらなそうだけれどもそこのところは映画のプロ、うまくまとめておもしろくしてくれるんだろう、などと淡い期待を抱いていましたが、みごと裏切られました。
この映画、ある程度、事実にもとずいているんですよね。
女房一人取り戻す為に、家族や他の部族も巻き込んだ大戦争するんですか?
くやしいのはわかるけど、信じられないです。
だいたいなんで女性を略奪しあっているんですか?
そんなに女に困っていたんでしょうか?
チンギス・ハーンが略奪された他の部族の女性の子というのは聞いたことあるけど、女性が戦利品なら、違う部族の血が入っているということが、そんなにこだわることなんでしょうか?混血だらけでしょう。
男系のみってことですかね?意味ないでしょう。
そこまでして女房を取り返しているくせに、女兵士の誘惑に乗って、軽く関係して妾にしたりとか、まったく意味不明です。
私のつたない知識だと、戦いのたびに女性を略奪してすごいハーレム作っていたはずなんですけど、違うんでしょうか?
そもそもチンギス・ハーンてこんな偽善者みたいな小物キャラだったんでしょうか?
こんな人が大モンゴル帝国作れるとは思えないです。
私のイメージだと信長、秀吉、家康を全部たして、二乗したみたいなすごい大物か、ハンニバルみたいな、超異常者なんですけど・・・・。
モンゴル軍が通った後は草もはえないと言われるほど、略奪と殺戮をくりかえして、他国を侵略していったはずです。
ぜったいあんないい人ではないはずです。
だいたいちょとばかにされたぐらいで、弟を軽く殺していることに加えて、裏切り者はけっして許しませんでした、とかナレーション入れときながら、親友の誓いを破って、大戦争をしかけてきたやつを、軽く許そうとするんですか、筋が通らんでしょう。
それに加えて、戦いがカッコワルイですよ、戦法って平地での騎馬戦、力押しだけだったんでしょうか?
あんなことやってたら、兵隊何人いてもたりないでしょう。
私の知識だとすごい武器とか戦法をいっぱい考え出していたと思うんですけど・・・
あの時代に、もっと後かもしれないけど、ロケット砲みたいなものを持っていたんじゃないんですか?
日本人て中国の歴史好きで、人のやっていないもの書いてみたい気持ちはわかるし、チンギス・ハーンをそのままやったら映画(小説)にならないし、いろいろ考えて日本人向けにいろいろ変えているのはわかるけど、少々無理ありすぎます。
日本人の常識とか、思惑など、はるかに超えたところにいる人物と思います。
私の角川映画の方程式、「天と地と」→「男たちの大和」→「蒼き狼」=おもしろい、は完全にくずれました。
次は「探偵物語」レベルのすごいストッパー出してほしいです。



映画.comさんのPush6700の以前のペー<ジ

inserted by FC2 system